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タイトル:「アクト・オン!
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アクト・オン!
実用二足歩行ロボットの製作という亡き兄の夢を引き継ぐべく、名門と謳われた神楽坂学園に入学した樹香苗。しかし、現在そこは落ちこぼれ受け入れ校になっていた。そんな学園の中でも、はみ出し者の集まりである機工部の部員・駆動亜久人と知り合った香苗は……。
神楽坂通信 2007年3月号
4月号は【コチラ
3月号 8月号はコチラ
これを読んで“ROBO-ONE”そして「アクト・オン!」の世界を更に楽しもう!!
今回は、これまで『アクト・オン!』に何度も名称が出てきた「ROBO-ONE」について紹介しよう!
 「ROBO-ONE」とは、実際に開催されている大会の名前だ。本当にリングの上で二足歩行ロボットが大迫力のバトルを繰り広げるのだ。TVで取り上げられたこともあるので、それで知っている人もいるだろう。
 この大会を率いているのが、ROBO-ONE委員会代表の“ビッグボス”西村輝一氏だ。
アマチュアでも二足歩行ロボットが作れる
“ビッグボス”西村氏。これはROBO-ONEの会場で競技にコメントをしているところだ。なにより彼自身が一番楽しそうである。  ROBO-ONEの歴史は、2001年にさかのぼる。ホンダのASIMOなどの二足歩行ロボットが注目を集めだしていた時代だ。でも、それはまだ大企業や研究所が作るものだった。
 そんな時代、西村氏は“試しに”自分で二足歩行ロボットを作ってみた。すると、ふにゃふにゃだったが、ともかく歩けるものができてしまったのだ。「これならアマチュアでも作れるじゃないか」という手応えを得た西村氏は、二足歩行ロボットの競技会を開催することを思い立つ。競技会であるからには見て楽しめるものじゃなきゃいけない。それにはやはりバトルだ。ROBO-ONEはこうして誕生した。
 9月にプレ大会を開催。このとき西村氏は、吉村浩一氏という技術者をインターネットで探し出し、ロボットのハードウェアを作ってもらい、そこに自分の制御ソフトをのせて歩かせた。これがうけた。たまたま見に来ていた日本科学未来館のスタッフが、本大会はうちでやってください、と提案。開催地も決まってしまった。
 こうして2002年の2月に第1回大会が開催された。当時はまだ、ベスト4くらいからはそれなりにバトルになっていたが、全般的に、数歩歩くのがやっとというロボットが多かった。ところが、大会終了後、西村氏は「半年後の第2回大会では屈伸を規定演技にしよう」と発言、みんなをびっくりさせた。
 屈伸ができれば起き上がる、起き上がればボックスダンスと、西村氏が掲げる目標はその時々の水準より常に高かった。聞いたときにはみんなびっくりするのだが、半年経ってみれば、ちゃんとそれをクリアするロボットが一定数出てくる。参加者に高い目標を与えると同時に、サーボ・モーターなどを作るメーカーにもハッパをかけているこの手法は、とてもうまくいっているのだ。ちなみに、今年の9月に開催された第10回大会の規定演技は『うさぎとび』だった。
ROBO-ONEの目的
 「ROBO-ONEの目的は、『ロボットの楽しさ』をより多くの人に広めることです」
 公式サイトにはこのように書かれている。バトル競技であるROBO-ONEだが、必ずしも勝つことが目標とはされない。『参加者、観客、メーカーが楽しめること』が大事なのだ。
 車輪型などの“二足歩行ではないロボット”のバトル大会は、ROBO-ONE以前にもあった。しかし、それらは勝つことを追求した結果、相手を破壊するところまで行き着いてしまった。ROBO-ONEは、この道は進まない。破壊兵器や飛び道具を制限し、あくまでも楽しめるバトルを追求する。
 現在のROBO-ONEには、バトルの他に、走ったりボールを投げたりといった運動性能の限界を競う、「ROBO-ONE Special」という競技もある。これも、将来の目標に向けてのものだ。その目標である、「ROBO-ONE宇宙大会」については、次回紹介しよう。
第1回ROBO-ONE大会の会場。多くの報道陣や観客がつめかけ、会場は人であふれた。
第1回大会で決勝トーナメントに進んだロボットたちの記念写真。さまざまな大きさやデザインのものが登場したのだ。
※写真提供 ROBO-ONE委員会
(月刊少年ブラッド11月号/2006年10月発行 掲載分を再録)
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